コンシューマー向けハードからIN出来るFF XIV。
MMOが初めて、ってひともいる。
それを迎えるMMO経験者たち。
私は、初めてMMOを経験をしたのは、ウルティマ・オンライン(UO)だった。
「ウルティマ・オンライン」
死ぬと、キャラクターが持っている全てのアイテムを
全てその場にDropする。
蘇生は、町か、蘇生魔法のみだ。
急いで街まで走り、死亡場所まで戻っても、何もない。
「全ロスト」
この恐怖は、経験しないとわからないだろう。
初めてのMMOで、初めて「ギルド」という物に入った。
メイサー(斧戦士)のスキルも揃ってきた、そんなある日。
マスターが私に言った。
「一緒に狩りに行こう」
マスターと名メイジの幹部が付いてきた。
目的地は、蛇がうようよ・・・ドラゴンがウジャウジャ・・・・
でも、この2人の前では赤子同然。
私は、マスターを包帯で回復しならが、ひたすらmobを殴っていた。
リアル、深夜。
メイジの幹部が、ポツリ・・・
「秘薬がない」
UOは、秘薬がないと魔法が撃てない。
回復も出来ないし、移動も出来ない。
当時の私は、仲間を自分の包帯を消費して、HPを回復する
そんなことにも疑問を持つ自己中心的なプレーしか出来てなかった。
しかし、もはや回復手段は、それしかない訳で・・・
どんどん奥地へ追い込まれていく・・・・
最後に着いた高台。
下にはドラゴンがウロウロしている。
ターゲットを取れば、全員死亡。
アイテムをそこらじゅうに、ぶちまけるだろう。
ゲート(テレポート)も出せず、ただ時間が流れる。
リアル、夜が明けてきた。
マスターが、私に言った。
「キャラクターをここに捨てる」
ここまで、育てるのに
どれだけの時間がかかっただろう・・・
再ログインしても、同じ場所にPOPするシステム。
もう、画面がぼやけてうまく見れない。
マスター「お前、秘薬あるか?」
私「は?」
マスター「あるなら、地面に置け」
3人が、地面にポトリ・・・ポトリ・・・捨てていく。
ごちゃごちゃの中から、秘薬を集めるマスター。
マスター「3人で合わせれば・・・帰ろう」
青白いゲートが、私の目の前にPOPする。
吸い込まれるキャラクター。
後から、冷静に考えれば・・・
時間が掛かっても、ギルメンで助けにくれてもいい。
フレンドに頼んでも・・・・
そうじゃなかった。
その意味を、狩りで何を私に教えたかったのか・・・
マスター。
もう、あれから随分と時間が経ちますが
私に真剣に向かってくれたこと。
とても、感謝してます。
当時は、PKerとの繋がりもあり、とても楽しく、緊張感のあるギルド
でしたが、今でもあんなギルドにはお目に掛かっておりません。
私も、きっとFF XIVでMMOとは・・・・説いていくのでしょうか。
その身をもって・・・・